さつまいもを育てていると、畝いっぱいに広がる“つる”の勢いに驚く方も多いのではないでしょうか。
さつまいも栽培で、夏場に欠かせない大切な作業が「つる返し」です。
さつまいもは地面を這うように伸びたつるの節から、どんどん新しい根を出します。
そのままにしておくと、その余計な根に栄養が分散してしまい、肝心の株元の芋が太らなくなってしまうのです。
そこで、地面に張り付いたつるを引きはがす「つる返し」が必要になりますが、実はこの作業、「伸びすぎたつるを収穫して美味しく食べる」絶好のチャンスでもあります。
今回は、芋を大きく育てつつ美味しい食材も手に入る「つる返し&芋づるの食べ方」についてご紹介します。
さつまいも つる収穫 つる返し
効率よく作業を行い、かつ美味しいつるを収穫するためのポイントは次の3つです。
- 7月〜9月の生育旺盛期
「つる返し」のベストシーズンです。
この時期はつるの成長が早いため、こまめにチェックしましょう。 - 畝からはみ出して20〜30cm以上伸びた時
つるの先端が、畝からはみ出し、隣の通路まで20〜30cm以上長く伸びて地面に根を張り始めた頃が作業のサインです。 - 葉が若く、色が濃いタイミング
食材としてつるを収穫する場合、先端に近い、若くて緑色が濃い部分が一番柔らかくて美味しく食べられます。

さつまいものつる(芋づる)の食べ方
収穫した芋のつるは、簡単な下処理をするだけでとても美味しくなります。
🍠下処理の流れ
- つる先を20〜30cmほどに切る
- 葉を取り除く(葉も食べられますが、今回はつるをメインに使います)
- つるの表面の皮をむく(端から爪を引っかけると、手でスッとむけます)
- 水にさらしてアクを抜く(5〜10分ほど水につけておきます)

🍠芋のつるの定番メニュー
- きんぴら風炒め:シャキシャキ食感を活かして甘辛く
- 佃煮:じっくり煮詰めてご飯のお供に
- 味噌炒め:コクのある味噌とも相性抜群
- かき揚げの具材:他のお野菜と一緒にサクサクに
つる自体にはクセが少ないため、どんな味付けにも合わせやすいです。
🍠我が家の定番レシピ!芋のつるのきんぴら風炒め
いつもはこのブログで「私の菜園の様子」をお届けしているのですが、実は今シーズン、私の菜園ではさつまいもを育てていません(笑)。
「じゃあどうして芋のつるがあるの?」というと、なんととなりの利用者さんから、おすそ分けでいただいたのです。
家庭菜園コミュニティならではの、嬉しい楽しみですね。
さっそく新鮮なつるを使って作った、我が家で大人気のレシピをご紹介します。
【材料】
- 下処理した芋のつる:適量
- ごま油
- 醤油、砂糖、酒:各適量
(調味料の目安:醤油・砂糖・酒=各1:1:1) - 輪切り唐辛子、白ごま:お好みで
【作り方】
- 下処理をした芋のつるを、食べやすい長さ(3〜4cm)に切ります。
- フライパンにごま油(とお好みで唐辛子)を入れて熱し、水気を切った芋のつるを投入します。
- 全体に油が回って鮮やかな緑色になるまで強火でシャキッと炒めます。
- 調味料を加えて汁気がなくなるまで炒め合わせ、仕上げに白ごまをふれば完成です。

ごま油の香ばしさと、芋のつるの絶妙なシャキシャキ感がたまらない一品です。
お弁当のおかずにも、お酒のおつまみにも最高です。
まとめ
芋のつるは、さつまいも栽培の途中で手軽に収穫できる、家庭菜園ならではの「隠れた名食材」です。
- 収穫のタイミング: 7〜9月の生育旺盛期。「つる返し」のついでに、柔らかい先端を切り取るだけ。
- 美味しさのコツ: 若い先端部分を使い、皮をむいてしっかりアク抜きすること。
さつまいもは秋の収穫まで長い期間育てる野菜ですが、途中で“つる”も美味しく楽しめるのが大きな魅力です。
自分で育てている方も、私のようにおすそ分けをいただいた方も、ぜひ畑の恵みを余すことなく楽しんでみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
すだちも美味しい季節ですね👇


