今年の万願寺とうがらしは、例年と比べて葉の元気がなく、なかなか株が大きくなりませんでした。
7月初旬の時点では、葉が薄く色も淡いままで、実の付きも遅れ気味。大雨が続いたことも重なり、なかなか回復の兆しが見えない日が続いていました。
それでも、株に負担をかけないよう気をつけながら、ケアを続けていると、7月中旬には葉の色が戻り、厚みも出てきて、ゆっくりと回復してきました。
今回は、「葉っぱが弱った原因」と、私が実際に行った「ケア方法」をまとめています。
同じように葉が弱ってしまった方の参考になればうれしいです。
万願寺とうがらしの葉っぱが弱る原因

写真①(7月3日)
弱っていた頃の株の様子です。葉が薄く色も淡くなり、反り返るように垂れていました。
7月初旬の葉の状態から、次の3つが主な原因と考えられました。
① 大雨による過湿で根が弱った
万願寺とうがらしは、乾燥にも過湿にも弱い繊細な野菜です。
雨が続くと根が酸素不足になり、肥料を吸えなくなります。 その結果、葉が薄くなったり、色が淡くなったりします。
② 軽い肥料切れ(チッ素不足)の可能性
葉の色が淡いのは、チッ素不足のような症状に近いように見えました。
ただ、今回は根が弱っていた時期でもあったので、肥料はあっても十分に吸収しきれず、一時的に栄養不足のように見えていた可能性もありそうです。
③ マグネシウム不足(Mg欠乏)
今年の葉の症状は、Mg不足の傾向のようでした。
Mgが不足すると、
- 葉が薄くなる
- 色が淡くなる
- 葉が反り返る
- 成長が止まる
といった症状が出ます。
大雨で根が弱ったことで、Mgの吸収がさらに落ちていた可能性があります。
対策(えひめAI・追肥・マグネシウム)
弱っている時ほど、あれこれ手を加えたくなりますが、今年は「できるだけそっとしておく」ことを大切にしました。 そのうえで、次のケアを行いました。
① 水やりは控えめにする
大雨の後は、土の中が十分に湿っています。
ここでさらに水を与えると、根がさらに弱ってしまいます。
大雨の後は水やりをしないようにしました。
ただし、後述のえひめAIを散布した時に、最低限の水分は加わっています。
② えひめAIを散布して、根の環境を整える
弱った根を立て直すために、えひめAIを散布しました。
微生物の力で根の周りの環境が整い、吸収力がゆっくり戻ってきます。
数日後には新しい葉の色が濃くなってきました。
③ 追肥は少量だけ
弱っている時に大量の肥料を入れると、逆に株が疲れてしまいます。
私は、少量の追肥だけにしました。
根が回復してくると、葉の厚みが戻り、色も濃くなってきます。
④ マグネシウムを少し補給する
葉の薄さ・色の淡さは、Mg不足の可能性があります。
そこで、少量のマグネシウムを与えました。
これが回復の後押しになったようで、
- 葉の厚みが戻る
- 色が濃くなる
- 新しい葉がしっかりする
という変化が見られました。
⑤ 剪定はしないで、株を休ませる
葉が少ない状態で剪定すると、光合成がさらに減ってしまいます。
あえて何もしないことを選びました。
結果的に、株がゆっくりと自分の力で回復してくれました。
大雨後の回復記録(7月3日→7月16日)

写真②(7月16日)
回復途中の株の様子です。葉に厚みが戻り、色も濃くなって、新しい葉も元気に育ち始めていました。
7月3日の弱った状態から、7月16日には次のような変化が見られました。
- 葉の色が濃くなった
- 葉の厚みが戻ってきた
- 新しい葉が元気
- 花が増えてきた
- 株全体がしっかりしてきた
大雨で弱った株でも、少しずつ回復していく姿を見ると、植物の力強さを感じます。
万願寺とうがらしの葉っぱが弱る原因と対策【大雨後の回復記録】のまとめ
万願寺とうがらしは、乾燥にも過湿にも弱い繊細な野菜です。
今年のように大雨が続くと、どうしても葉が弱りやすくなります。
そんな時は、
- 水やりを控える
- えひめAIで根の環境を整える
- 追肥は少量
- マグネシウムを少し与える
- 剪定はしない
- 株をそっと休ませる
このような”手を加えすぎないケア”が効果的だったようです。
これからも注意深く見守りながら、まずは株をしっかり大きくしていきたいと思います。
ゆっくりでも、植物はちゃんと自分の力で回復してくれているようです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
💡万願寺とうがらシリーズ
参考元:
タキイ種苗 甘長とうがらしの栽培方法とポイント
島根県農業技術センター|マグネシウム欠乏症
農家web|葉色を良くするマグネシウム肥料の特徴と上手な使い方







