家庭菜園で夏野菜の定番といえば「きゅうり」です。
みずみずしいもぎたての美味しさは格別ですが、いざ育ててみると「つるや葉がジャングルのように茂って管理しきれない」「病気になって途中で枯れてしまった」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ試してほしいのが、管理がとてもシンプルな 「1本仕立て(主枝1本残し)」 です。
1本仕立ては基本が分かりやすく、初心者でも迷いにくい方法ですが、主枝が成長して支柱のてっぺん(約2メートル)に達した後は、育て方が 「つる下ろし栽培」 と 「摘芯栽培」 の2つに分かれます。
この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリット、そして私の菜園での実践例を、分かりやすく紹介します。
1本仕立てとは
きゅうりの仕立て方には、ネットに這わせる「ネット栽培」もありますが、家庭菜園や限られたスペースで扱いやすいのが「1本仕立て」です。
これは、株の中心となる主枝をまっすぐ1本だけ上に伸ばし、横に生えてくる子づるを摘芯する栽培方法です。
1本仕立てのメリット
- 管理がシンプルで迷わない: ネット栽培では「どの枝を残すか」「どこで切るか」が分かりにくくなりがちですが、1本仕立ては主枝が明確なため、迷いがありません。
子づるは「葉を1〜2枚残して先端を切る」というルールで統一でき、初心者でも扱いやすい方法です。 - 風通しと日当たりが非常に良くなる(病気予防): 葉や枝が込み合わないため、株全体に太陽の光が行き渡ります。
また、風通しが良くなることで、きゅうりの大敵である「うどんこ病」や「べと病」などの病気リスクを大幅に減らすことができます。 - 省スペースでたくさん植えられる: 横に広がらないので、狭い畑やベランダのプランター栽培でも、スペースを有効活用して育てることができます。
きゅうりのつる下ろし栽培と摘芯栽培の違いは?
1本仕立てで順調に育ったきゅうりは、やがて支柱のてっぺんに到達します。
その後の育て方として、
- つる下ろし栽培
- 摘芯栽培
のどちらを選ぶかで、収穫のペースや管理の方法が大きく変わります。
つる下ろし栽培
つる下ろし栽培とは、支柱のてっぺんまで伸びた主枝の固定を一度外し、下部の古い葉や収穫が終わった部分を整理しながら、株元に向かってつるをゆっくり下げていく方法です。
メリット
- 株の形がすっきりしたまま維持できる。
- 成長点が低い位置に戻るため、株が“若返り”、長期間収穫が続く。
- 風通し・日当たりが良い状態を保てる。
デメリット
- つるを傷つけないように下ろす必要があるため、丁寧な作業が必要。
摘芯栽培
摘芯栽培とは、支柱のてっぺんに達した主枝の先端(成長点)を、ハサミで切り落として成長を止める方法です。
メリット
- 上への成長が止まることで、子づる・孫づるに一気に栄養が回る。
- 子づる・孫づるは雌花がつきやすいため、短期間で大量収穫が期待できる。
デメリット
- 子づるが一斉に伸びるため、放置すると一気にジャングル化。
- 病気が出やすくなる。
- 「実を1つつけたら葉を1枚残して先端を切る」など、細かい管理が必要。
私の菜園
私の菜園でも、きゅうりが順調に育ち、支柱の一番上に到達しました。
「つる下ろし」か「摘芯」かを検討した結果、私は つる下ろし栽培 を選びました。
その理由は2つあります。
① まっすぐで美しい、甘みのあるきゅうりを育てたいから
つる下ろしは株全体の風通しと日当たりが良く、実に均等に光が当たります。
そのため、病気が出にくく、ツヤのあるきれいなきゅうりが育ちます。
② 家庭で食べきれるペースで収穫したいから
摘芯をすると短期間に大量の実がつきますが、家庭では食べきれないほど採れることもあります。
つる下ろしなら、毎日食べる分だけ、長く安定して収穫できるため、家庭菜園向きだと考えました。
実際につる下ろしした株は、病気が出ず、みずみずしく甘い実を毎日届けてくれています。

私の菜園のきゅうり(フリーダム)
1回目のつる下ろしをしました。
【1本仕立て】きゅうりのつる下ろし栽培と摘芯栽培の違いは?のまとめ
きゅうりの1本仕立ては、仕立てのルールが明確で迷いがなく、初心者にとてもおすすめの方法です。
どこを切れば良いかが一目で分かり、管理のストレスがありません。
そして支柱のてっぺんに達したら、
- 長く安定して収穫したい → つる下ろし栽培
- 短期間でたくさん収穫したい → 摘芯栽培
というように、目的や家庭での消費ペースに合わせて選ぶことができます。
どちらの方法でも、1本仕立ての基本である「風通しの良さ」「適切な水やり・追肥」を守れば、美味しいきゅうりがしっかり育ちます。
ぜひ、ご自身の菜園スタイルに合った方法で、夏の収穫を楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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