とうもろこしが順調に育ってくると、茎の節(葉の付け根)からヤングコーンのような実がいくつか顔を出してきますよね。
「これって一体、1株にいくつなるんだろう?」「もしかして、1株から2本収穫しても大丈夫なのかな?」と疑問に思ったことはありませんか。
結論からお伝えすると、とうもろこしは1株から複数の実がつきますが、大きく甘い実を収穫したい場合は「1株1本どり」が基本となります。
しかし、しっかり肥料を与えて環境を整えれば「1株2本どり」を成功させることも十分に可能です。
今回は、とうもろこしの実のつき方や、1株2本どりを成功させるためのポイントについて調べました。
とうもろこしは1株にいくつなる?
まずは、とうもろこしの育ち方について見ていきます。
とうもろこしが実をつける仕組み
とうもろこしの株を観察していると、1番上の実だけでなく、下のほうからも 2本目、3本目の雌花(新しい実のつぼみ) が順番に出てくるのがわかります。
- 1番果(いちばん上の実): 最も日当たりが良く、栄養が集まりやすいメインの実。
- 2番果・3番果(その下に続く実): 1番果の下から順に出てくる実。
このように、とうもろこしは 1株で2〜3本の実をつけられる力を持っています。
なぜ通常は「1株1本」にするのか
とうもろこしは非常に多くの光合成量と栄養を必要とする「肥料食い」の野菜です。
株についた実をすべてそのまま育ててしまうと、栄養がそれぞれの実に分散してしまいます。
その結果、どの実も小さくなったり、粒がスカスカになったりしてしまいます。
そのため、プロの農家さんや一般的な栽培法では、1番上の1本だけに栄養を集中させるために、下の実を小さいうちに摘み取る(ヤングコーンとして収穫する)のが基本とされているのです。

私の菜園で収穫したヤングコーン。
1株2本どりはあり?
「それでもやっぱり、1株から2本穫ってみたい!」という方のために、畑での2本どりを成功させるためのポイントを整理しました。
2本どりを成功させる3つの条件
- 土づくりと肥料設計の徹底
とうもろこしは根を深く広く張ります。
畝を立てる前の土づくりで十分な堆肥を混ぜ込み、根がしっかり伸びる環境を整えましょう。
また、成長に合わせて適切なタイミングで追肥(肥料を追加すること)を行うことが不可欠です。 - 株間をしっかり確保する
株同士が混み合うと、日光の奪い合いになり、2本目の実まで光合成のエネルギーが届きません。株と株の間隔(株間)は30cm〜35cmほど広めに確保し、日当たりと風通しを良くします。 - 受粉を確実に行う
2番目の実にもしっかり粒を詰まらせるためには、受粉が重要です。
一番上に咲く雄花の花粉が、すべての雌花の絹糸(ヒゲ)に満遍なくつくように、風を待つだけでなく株を揺らすなどして人工受粉をサポートします。
2本どりのメリット・デメリット
| 項目 | メリット | デメリット |
| 1株1本どり | 確実に大きく甘いとうもろこしが収穫できる | 収穫量が少なく感じる |
| 1株2本どり | 収穫量が2倍になり満足感がある | 2本目の実が小さくなりやすく、十分な追肥が必要 |
私の菜園の様子
私の菜園でも、今シーズンは4株のとうもろこしを育てています。
基本に忠実に大きく育てるため、4株のうち3株は下から出てきた2番果を早めに摘み取り、美味しい「ヤングコーン」として収穫を済ませました。
サラダや炒め物にしていただく採れたてのヤングコーンは、家庭菜園ならではのごちそうです。
そして残る1株だけは、日当たりと肥料が十分に行き届いている状態なので、実験的に「1株2本どり」にチャレンジしています。
基本の 1本どりでしっかり太らせたい株 も、 チャレンジ中の2本どりの株 も、 どこまで大きく育つかワクワクしながら観察しています。

私の菜園のとうもろこしの様子。
1番上の実には不織布をかぶせています。
まとめ
とうもろこし栽培での実のつき方と収穫のポイントをまとめます。
- とうもろこしは1株に2〜3つの実をつける力があるが、基本は栄養を集中させる「1株1本どり」。
- 確実に大きな実を育てたい場合は、2番目の実を小さいうちに摘み取り、やわらかい「ヤングコーン」として楽しむのがおすすめ。
- 土づくりがしっかりできていて株間が広く、追肥も適切に行えている場合は「1株2本どり」に挑戦可能。
畑のスペースや株の状態を見ながら、まずは基本の1本どりで確実に育てるか、1部の株で2本どりにチャレンジしてみるか選んでみてくださいね。
自分で育てたとうもろこしの甘さは、本当に特別な美味しさです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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