「せっかく長ナスを育てているのに、なぜか普通のナス(中長ナス)くらいの長さで成長が止まってしまうう……」と悩んでいませんか?
お店で見かけるような、スラリと長いナスを収穫したいのに、どうして長くならないんだろう?と思いますよね。
「もしかして栄養の与えすぎ?」と心配になる方もいるかもしれません。
私も今、長ナスを「1本仕立て」で育てているのですが、まさにこの「長くならない問題」にぶつかってしまいました。
水やりや肥料も気をつけているのに、どうして……?
調べてみたところ、私のナスが長くならない理由は「1本仕立てにしたことによる、光合成(エネルギー)不足」だろうとわかりました。
今回は、長ナスが本来の長さに育たない3大要因「水切れ」「肥料不足」「株疲れ」の対策について紹介します。
長ナス長くならない?成長を止める3大要因
長ナス(「筑陽」や「黒陽」などの品種)が、その品種らしく長く伸びるためには、実の細胞が縦にどんどん伸びていくための「パワー」が必要です。
実が大きくなるには「十分な水分」「栄養」「太陽の光で作るエネルギー(光合成で作られる炭水化物)」の3つが絶対に欠かせないと言われています。
このうちどれか一つでも足りなくなると、長ナスは途中で伸びるのを諦めてしまいます。
それでは、長ナスの成長を止めてしまう3つの原因を、1つずつ見ていきましょう。
水切れ
長ナスが長く伸びるために、一番分かりやすく影響するのが「水切れ」です。
ナスはトマトやピーマンといった他の夏野菜に比べても、葉っぱが大きくて水分がどんどん外に逃げていきやすいです。
そのため、びっくりするくらい水やりが必要です。
長ナスが縦に伸びるときは、根っこから吸い上げた水分が実の中にギューッと流れ込んで、内側から細胞を押し広げることで長くなります。
もし土が乾いて、一瞬でも「水切れ」を起こしてしまうと、ナスの実の皮や細胞がキュッと硬くなってしまいます。
一度硬くなってしまうと、その後で慌ててたくさん水やりをしても、もう縦には伸びてくれません。
その結果、中長ナスのような短いサイズでストップしてしまうのです。
特にベランダやプランターでの栽培は、日中の日差しで思った以上に土がカラカラになりやすいので、こまめなチェックが必要です。
肥料不足
水分と同じくらい大切なのが、ナスが育つための「肥料(栄養)」です。
ナスは春から秋までの長い期間、休むことなく次から次へと花を咲かせて実をつけます。
そのため、野菜の中でもトップクラスの「肥料食い」です。
もし肥料が足りなくなると、ナスは自分の身を守るために「実を長く伸ばすこと」を後回しにしてしまいます。その結果、実の成長が途中で止まってしまうのです。
「じゃあ、うちのナスは肥料が足りていないの?」と気になりますよね。
それを見極める、とっても簡単な方法があります。
それは、ナスの「花」を観察することです。
咲いているナスの花の中心をのぞいてみてください。
◎雌しべが雄しべより長く飛び出している → 栄養OK
✖雌しべが雄しべより短い・隠れている → 肥料不足のサイン
ちなみに、栄養のやりすぎ(窒素過剰)のときは、 葉っぱが巨大化して茎も太くなるのに、花が落ちて実がつかない(つるボケ) という症状が出ます。
「実はちゃんとできているのに長くならない」という場合は、やりすぎではなく、「栄養(肥料や光合成エネルギー)が足りていない」可能性が高いです。
株疲れ
3つ目の原因が、株全体のスタミナが切れてしまう 「株疲れ」 です。
植物は葉っぱに太陽の光を浴びせてエネルギー(光合成)を作り、それを実に送ることで実を大きくします。 ナスは特に 光合成パワーがたくさん必要な野菜 です。
今回私は管理がしやすい 「1本仕立て」 で育てています。
1本仕立ては脇芽をどんどん摘むため、残る葉っぱの枚数が少なくなりやすい という特徴があります。
株自体は元気でも、光合成をする葉が少ないと、長ナスを伸ばすためのエネルギーが不足してしまいます。
これが、私の長ナスが中長ナスのような長さで止まってしまった一番大きな原因だと感じています。

私の長ナス「黒陽」
長くならず、中長ナスのようです。
長ナス長くならない?成長を止める3大要因「水切れ・肥料不足・株疲れ」の対策のまとめ
長ナスが中長ナスのようになってしまうのは、病気ではなく、ナスが環境に合わせて一生懸命生きているサインです。
もしみなさんの長ナスも長くならずに困っていたら、以下のステップで原因を探ってみてくださいね。
- 仕立て方と葉っぱの量をチェック
私のように「1本仕立て」で葉っぱの数が少ない場合、光合成のパワー不足で長さが出ないことがあります。 - ナスの花をチェック
雌しべが雄しべより短ければ、肥料や水が足りていないサインです。 - 土の乾き具合をチェック
プランターやベランダは特に乾きやすいので、たっぷり水やりをしましょう。
原因が分かれば、これからの対策が見えてきます。
1本仕立ての場合は、これ以上葉っぱを減らさないように意識したり、これからの実は少し早めの「若採り」を心がけて株の負担を減らしてあげるのがおすすめです。
もちろん、日々の水やりと、定期的な肥料(追肥)も大切です。
ナスの様子をじっくり観察して、スラリとした見事な長ナスを収穫しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考元:






