私の菜園では、野菜の残渣を使った堆肥で追肥を行いました。
野菜くずから作った堆肥は、自然に優しい資材ですが、入れすぎには注意が必要です。
今回は、野菜の残渣について調べてみました。
このブログは、野菜くずを使った堆肥の効果と入れすぎた場合の症状について書いています。
野菜くずで堆肥作り
普段は捨ててしまう野菜くずも土の中の微生物の大好物で、土に帰すと時間をかけてじっくりと分解されながら、土に栄養を与えてくれます。
野菜くず堆肥は、土を元気にする「有機的な資材」であり、ゆるやかに栄養を補ってくれる、いわば「土のサプリメント」のような存在と言えるようです。
堆肥のメリット
●微生物のエサになり、土壌を豊かにする
●ゆっくり分解されて、じわじわと栄養を供給する
●土がふかふかになり、根の張りが良くなる
堆肥で追肥
ナスやゴーヤ、ピーマンなどは特に、有機質の多い土でおいしく育つといわれています。
私の菜園では、おすそ分けして頂いた野菜くずで作った堆肥をナスやゴーヤ、万願寺とうがらしに与えました。
おすそ分けして頂いた堆肥はサラサラで土のような出来上がりになっていました。
見た目が土のようでさらさらしていて匂いも少ないのはちゃんと熟成されている証拠だそうです。
それぞれの野菜との相性
ナス:ふかふかの土でじっくり育てると実が大きくなりやすい
ゴーヤ:根が強くて勢いよく育つので、堆肥で土壌改良すると収穫量がアップする
万願寺とうがらし:ナス科なので、ナスと同じでふかふかの土と相性が良く、味も濃くなる
野菜くずで作った堆肥を頂いた時に、「トマトには使わない方がいい」とアドバイスをもらいました。
理由は、トマトは根がデリケートで、未熟な有機物があると根腐れや病気の原因になる心配があるからだそうです。
入れすぎには注意
自然素材であっても、入れすぎると「肥料やけ」を起こしてしまうことがあるので注意が必要です。
肥料やけとは、肥料を与えすぎたことで植物の根がダメージを受け、生育が悪くなることです。
肥料が多すぎると、根が水分を吸えなくなり、以下のような症状が現れます。
●葉の先が茶色く枯れたり、黄色く変色する
●葉がしおれる
●成長が止まったり、実がつかなくなる
害虫の発生リスクも高まります。
堆肥は微生物を増やして土を豊かにする反面、虫にとっても魅力的な環境と言えるようです。
発酵中の匂いや熱が虫を引き寄せるそうです。
まとめ
手作り堆肥は、自然にも植物にも優しい素材ですが、「入れすぎない」「熟成させる」が大切なポイントです。
特に、ナスのような肥料好きな野菜には頼もしい存在です。

今後も、観察しながら少しづつ上手に活用していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。