夏の家庭菜園で人気のオクラは丈夫で育てやすいですが、ときどき曲がったオクラに悩むことはありませんか?
今回は、オクラが曲がる原因と、それに関係する「摘葉」のポイントについて調べてみました。
オクラ曲がる原因
オクラの実が曲がったり、イボのような凹凸ができるのは、オクラが育つ環境にストレスを感じている時に起こる現象です。
主なストレス
●葉が茂り過ぎて実がこすれることで傷つく
→葉やガクに実が当たって傷つき、変形します。
●日照不足や気温の低下
→光が足りないと、株の元気がなくなり、実の形が悪くなります。
●乾燥や水のやりすぎ
→根が傷んで栄養がうまく吸えず、実が曲がります。
●肥料の量が多すぎる・少なすぎる
→栄養のバランスが崩れると、葉勢が強すぎたり弱すぎたりして、実に影響がでます。
対策
●堆肥を入れて土をふかふかにして、栄養吸収をスムーズにします。
●水はけをよくすることで、過湿を防ぎ、根腐れを防止します。
●土壌の窒素が多すぎたり、カリウム不足にならないように肥料を与えます。
特に肥料過多は葉ばかり茂って実付が悪くなりやすいので要注意です。
●摘葉で風通しをよくします。
オクラの葉は大きくて密集しやすいです。
摘葉について
なぜ、摘葉が必要?
オクラの葉は大きく、密集しやすいため、放っておくと風通しが悪くなり、蒸れやすい環境になります。
そこで、摘葉による管理が大切になります。
摘葉のメリット
●実に栄養を回すことができる
●通気性が良くなり、病害虫の予防につながる
●光合成のバランスが整い、株への負担が軽減される
特に夏の蒸れやすい時期には、摘葉による風通しの改善が大切です。
摘葉の基本は「1~2枚残す」
オクラは実を収穫した直下の葉を1~2枚残して、それより下の葉を取り除くのが基本とされているようです。
この方法は、風通しを確保しつつ、光合成の力を維持できるバランスのよい摘葉方法です。
ただし、元々の葉が少ないなど株の勢いが弱い場合は摘葉を控えめにし、葉を多めに残す方が良い場合もあります。
摘葉はあくまで「株の調子を見ながら判断するもの」と言えるようです。
まーちゃんガーデンのオクラ
私の菜園では、今のところ「曲がり果」はほとんど見られず、順調に育っています。
摘葉については、以前「収穫した実より下の葉は取り除いてもよい」と聞いた記憶がありましたが、少し自信がないために「直下の葉を1~2枚」残していました(笑)
これが、功を奏しているのかはわかりませんが、株は元気で、今のところトラブルもなく育ってくれています。

このまま健康に育って欲しいと願うまーちゃんガーデンです。