【マリアの秘密】育てているレタスが丸くなる!「結球」の不思議なメカニズムについて

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結球メカニズムアイキャッチ
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家庭菜園でレタスやキャベツを育てていると、平らだった葉っぱがキュッと内側に巻きつき、やがてカチカチの「玉」になる様子は、まるで生きている芸術品のようで感動しますよね。

まーちゃんガーデンでも、品種名「マリア(レタス)」の結球が始まりました!
丸まっていく姿は、本当に不思議で興味深いです。
この「巻く」という現象は、農業用語で「結球(けっきゅう)」と呼ばれます。

今回は、この結球が一体どういう仕組みで起こるのか、そのメカニズムを調べてみました。

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「結球」は子孫を守るための進化!

結球は、すべての葉物野菜に起こるわけではありません。玉レタスやキャベツ、白菜など、特定の野菜に備わっている特別な性質です。

結球の基本メカニズム:成長スピードのズレ

結球の最大の秘密は、葉っぱの「成長スピードの差」にあります。

  • 外側の葉: ある程度の大きさに成長すると、それ以上大きく成長しなくなります。
  • 内側の葉(成長点付近): ここが重要!内側の葉は、外側の葉よりも速いスピードで、どんどん新しい葉を生み出し続けます。

この「内側の葉が外側の葉を追い越して成長する」結果、行き場を失った内側の葉が、外側の葉に押し込められるようにして、自動的に内側へ内側へと巻き込まれていくのです。

なぜ葉は内側に巻きたがるのか?

キャベツやレタスがわざわざ葉を丸めるのは、生き残るための生存戦略です。

  1. 成長点の保護: 植物にとって最も大切なのが、新しい細胞を生み出す「成長点」です。
    これを固い葉で包み込むことで、外敵(虫など)や、寒さ・霜から守っています。

    🥬まーちゃんガーデンのマリアもアオムシの食害に遭いながらも元気に育っています。結球は大切な成長点を守るための防御策なのですね。
  2. 水分の保持: 葉を丸めることで、内側の湿度を保ち、水分が蒸発するのを防ぐ役割もあります。

結球を成功させるための環境条件

この不思議な結球を成功させるためには、植物の遺伝子だけでなく、栽培環境も大切です。

最適な温度

結球は、すべての温度で起こるわけではありません。レタスやキャベツには、それぞれ適した「結球適温」があります。

  • 温度が高すぎる: 30℃以上では生育が阻害され、正常な結球ができない。
  • 温度が低すぎる: 成長が止まってしまい、結球が始まらない。(10℃以下はNG)

まーちゃんガーデンの温度が「マリア」が「巻き始める」最適な温度範囲に入ったんですね。
🥬レタスの結球に適した温度は、一般的に 15〜20℃ とされています。

十分な水分と肥料

内側の葉が外側の葉よりも早く成長するためには、十分な栄養と水分が必要です。

特に、葉を大きく茂らせるために必要な窒素肥料が足りないと、内側の葉が成長できず、結球がストップしてしまいます。

まとめ

レタスやキャベツの「結球」は、内側の葉が「早く成長したい!」と頑張った結果、自然に起こる、とても理にかなったメカニズムです。

初めての結球は、育てている人にとって大きな感動ですね!

この不思議な仕組みを頭の片隅に置きながら、マリアレタスの立派な結球と収穫を楽しみたいと思います。

まーちゃんガーデンのマリアです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


参照元:
タキイ種苗株式会社
BSI 生物科学研究所

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