家庭菜園でキャベツや白菜を育てていると、初期の最大の悩みはアオムシやコナガなどの害虫ですよね。
私も先日、虫対策としてかけていた不織布ネットが株でパンパンになり、「まだ気温が高いから虫が怖いけれど、このままじゃ葉が傷むかも…」と外すかどうか迷いました。
結論から言うと、株がネットを押し上げるほど大きくなったら、不織布を外すのが正しい判断のようです。
今回は、「不織布を外すタイミング」と「外した後の害虫対策」を調べてみました。
キャベツ・白菜の「不織布」いつまで?
不織布や防虫ネットは初期の害虫対策に必須ですが、かけっぱなしにすると、かえって生育に悪影響を及ぼします。
🥬キャベツ・白菜のネットを外すタイミング
不織布を外すべきタイミングは、主に以下の2つのサインが見られたときです。
| サイン | 理由 | なぜ外すべきか |
|---|---|---|
| 株がネットに触れている | ・葉先や生長点が不織布と常に接触し、擦れて傷つく。 ・ネット越しにモンシロチョウなどが葉に卵を産みつけ、ネット内に被害が及ぶ恐れがある。 | 葉の傷から病気が入りやすくなり、生長が阻害される。 |
| ネット内が満員で窮屈 | ネット内の湿度が高くなり、蒸れが発生しやすい。 | 結球が始まる白菜やキャベツにとって、通気性の悪化は致命的。 |
また、 キャベツや白菜は結球が始まると、外側の葉が多少食べられても、中身には影響が出にくくなります。
不織布ネットを外した後の「防虫対策」は?
不織布を外すことで解放感がありますが、代わりにダイレクトに害虫の攻撃を受けるようになります。
農薬や別のネットを使わずに虫被害を乗り切るための方法を詳しく解説します。
外した直後に行うべき徹底的な虫チェック
ネットを外した直後は、株の葉裏や芯の部分に害虫が潜んでいないか、目視で徹底的に確認し、見つけ次第駆除します。
- チェックポイント: 葉の裏側、特に芯に近い新しい葉。
- 駆除方法: 見つけた虫(アオムシなど)は、ピンセットなどで取り除きます。
実践例:害虫被害を抑える無農薬の家庭菜園
農薬を使わずに虫を防ぐには、「虫が嫌がる環境」を作ることが重要です。
まーちゃんガーデンでは、以下のような対策をしています。
| 対策名 | 対象となる虫 | メリットと使い方 |
|---|---|---|
| 手作り刺激スプレー | アオムシ、コナガ、アブラムシ | にんにく・唐辛子・酢を漬け込んだ液を水で薄めて散布。虫が嫌がる強い臭いで虫の付着を防ぐ。 |
| 木酢液・食酢スプレー | 全般 | 殺菌効果もあり、病気の予防にもつながる。定期的に散布し、臭いを保ちましょう。 |
| コンパニオンプランツ | アブラムシなど | 白菜やキャベツの周りに、マリーゴールドなど虫除け効果のある植物を植える。 |
【不織布いつまで?】キャベツ・白菜のネットを外すタイミングと外した後の防虫対策についてのまとめ
「キャベツ・白菜 不織布 いつまで」の答えは、「株が押し上げて窮屈になったら」です。
不織布というセーフティネットを外すのは勇気がいりますが、外すと決めたなら、その分、毎日の目視チェックと手作りスプレーでの予防を徹底しましょう。
物理的な防虫を続けたい方は、通気性の良い寒冷紗を使う方法も選択肢として効果的です。
💡 物理的な防除を徹底したい場合は、不織布より通気性が高い寒冷紗を使い、株にネットが触れないようにトンネル支柱で覆う方法が非常に効果的です。
安心して育てていくための参考にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。



