3月から、大切に育ててきたミニトマト「アイコ」の主軸を誤って切ってしまいました。
今回は、下葉を剪定するつもりが、主軸を間違えて切ってしまったという失敗談をお話します。
このブログは、主軸を誤って切ってしまった時に調べた対処方法について書いています。
強い風などで折れてしまった時にも応用できると思います。
家庭菜園 初心者 ミニトマト2本仕立て
ミニトマト2本仕立てとは?
ミニトマトの2本仕立ては、主軸(メインの茎)と強い脇芽の2本を伸ばして栽培する方法です。
1本の主軸を育てる「1本仕立て」が基本ですが、2本仕立てにすることで収穫量を増やすことができます。
初心者にとっては、1本仕立てがシンプルでわかりやすいですが、スペースがあれば2本仕立ても挑戦可能です。
窒素過多で下葉が茂り過ぎていた
私の菜園では、ミニトマトが窒素過多になっていました。
窒素過多になったことがわかるサインの1つが、「葉がまるまる」ことです。
窒素過多になると葉ばかりが茂ってしまい、実の成長が悪くなってしまうことがあるので、摘葉を控え、余分な窒素を消費しやすくしていました。
本来であれば、もう少し、摘葉し風通しを良くすることが理想だったと思いますが、今回は摘葉に慎重になっていました。
生い茂っていたから、誤って主軸を切ってしまった!
剪定失敗!
摘葉を控えたことで葉の状態が改善してきたこと、第一果房の収穫が終わったことから、「いよいよ下葉を剪定しよう」と思ったのですが、主軸を誤って剪定してしまいました。
どうしてよいかわからなかったので、とりあえず、主軸を土に埋めることにしました。

1本仕立てにしていたらこの失敗はなかったと思います。
2本仕立てにしていたため、主軸の判断を誤ってしまったのです。
2本仕立てでも、もう少しすっきりと栽培していたなら、間違うことがなかったかもしれません。
主軸を切ってしまったときの対応策
主軸を間違えて切ってしまった時の対応策について調べてみました。
1.挿し木で再生する
折れた主軸にまだ勢いがあるなら、水に挿して発根させ土に植え替えます。
再び栽培できるかもしれません。
2.脇芽を育てる
主軸を諦めて、脇芽を新しい主軸として育てます。
ミニトマトは成長する力が強いので再生も可能です。
3.折れた部分をテープで巻く
茎の中の繊維をくっつけるようにつなぎ合わせます。
マスキングテープなど防水性のあるものがよいそうです。
4.主軸を土に埋めて再生を試みる
ミニトマトは挿し木でも根付くため、すぐに埋めれば再生の可能性があるかもしれません。
しかし、根付くかどうかの判断に時間がかかります。←私が取った方法です。
私が間違えて根元から切ってしまった主軸はすっかり大きく成長しています。
そのため、1と2の方法は難しいと思いました。

3については、すぐに処置していたら可能だったかもしれませんが、切ってしまった時には、切れたものをくっつけて再生する方法があるとは知らなかったので、手遅れになってしまいました。
(この方法は折れた部分が完全に分離していない場合のみと注釈があるものもありました。)
私がとっさに取った対処法は4ですが、結局、翌日に撤去しました。

撤去した理由は、再生の可能性が低いのであれば、風通しを良くして残りの株を病害虫から守る方が得策だと考えたからです。
もちろん、枝になっていた果実は追熟させることにしました。
均等に色づくように時々ひっくり返しながら、様子をみたいと思います。
リンゴを傍に置くと追熟がはやくなるそうです。

失敗を教訓に
今回の失敗を踏まえて、家庭菜園初心者が剪定の際に気をつけるポイントを挙げてみます。
●主軸の確認を慎重に行う
2本仕立ての場合、どちらが主軸なのかを明確に把握したうえで剪定する。
●窒素過多に注意する
葉が茂り過ぎると剪定を間違う要因になってしまう。
でも、1番のポイントは、植え付ける際に株間を少し広めに取ることではないかと思いました。
株間が広めだと、
●風通しがよくなり病害虫リスクが軽減できる
●見通しが良くなり間違って剪定するリスクが減る からです。
まとめ
ミニトマトの主軸を誤って切ってしまった、強風などで折れてしまった場合も、迅速に対応すれば、今回紹介した方法で再生できるかもしれません。
私の失敗から学んでいただければ嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。