家庭菜園で育てているいちごの葉や茎が冬場に赤くなり、「肥料が足りないのかな?」「病気では?」と心配になったことはありませんか。
私の菜園で育てているいちごも葉が赤くなり、茎まで赤みを帯びてきたので、原因について調べてみました。
結論から言うと、冬場の赤変は自然な休眠反応であり、心配は要らないようです。
【冬場のいちご】葉っぱが赤くなる
葉っぱが赤くなるのは病気?
赤くなる原因は「寒さ」と「アントシアニン」
- 寒さによる休眠
いちごは11月から2月にかけて休眠期に入ります。
寒さに耐えるため、葉が赤く変化し、やがて外側から枯れていきます。
これは病気ではなく、春に備えるための自然なサイクルだそうです。 - アントシアニンの生成
赤くなるのは「アントシアニン」という色素が増えるため。
寒さは植物にとってストレスであり、その防御反応として抗酸化作用を持つアントシアニンを生成するそうです。
私の菜園のいちご🍓の観察記録
寒くなるにつれ葉が次第に赤みを帯び始め茎も赤くなり、「弱っているのでは?」と不安になりました。
ところが調べてみると、根はしっかり養分を蓄えて春の成長に備えているとのこと。
地上部が縮小しても、地下部は生き生きしているらしいのです。

赤くなった葉はどうする?
- 赤い段階ではそのままでOK
赤くなった葉はまだ役割を果たしているので、無理に取り除く必要はありません。 - 茶色く枯れた葉は除去
枯れ葉はカビの温床になり病気を招くため、株元から切り取るのが基本です。
赤変は自然現象ですが、以下の点には注意が必要です。
- 水やり:休眠中でも根は生きているため、乾燥が続くと弱ります。
冬場でも適度な水やりが必要。 - 病気との見分け:斑点や異常な黄化がある場合は病気の可能性も。
炭疽病やうどんこ病などは赤変とは別の症状です。
葉っぱが赤くなるのはストレス?
植物は、低温などの環境ストレスに耐えるために、防御反応としてアントシアニンを生成し、葉を赤色に色づかせることがあります。
冬の赤変は、春の豊かな実りへの準備段階です。
休眠期を経て、3月頃になると新しい葉が芽吹き、前年秋に形成された花芽が育ち始めます。
そして5~6月には赤く甘いいちごが収穫できるのです。
「赤くなる=ストレス」ではあるけれど、それは植物が自らを守り、次の季節へつなぐための前向きな反応なのだとわかりました。
【冬場のいちご】葉っぱが赤くなるのは病気?ストレス?についてのまとめ
赤くなったいちごの姿は「冬を乗り越えるために必要な姿」として見守りたいと思います。
家庭菜園では作物の変化に不安になることも度々ありますが、調べてみると自然の仕組みに納得でき、安心することができます。
みなさん、一緒に甘いいちご🍓を育てましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

