年末年始の準備が少しずつ始まる11月。スーパーにはおせち食材が並び始めますが、今年はひと味違うお正月を迎えてみませんか?
家庭菜園で育てた「小かぶ」で、手作りのなますを添えるおせち料理はいかがでしょうか?
小かぶは寒さに強く、栽培期間が短いため、「今から間に合う野菜作り」に最適です。
今から間に合う野菜作り11月
小かぶは年末収穫が狙える時短野菜!
小かぶは、種まきから約40日〜60日で収穫できるため、栽培期間が非常に短いのが特徴です。
- 11月上旬〜中旬に種まき
- 12月下旬〜収穫
という計画が立てられます。
私も昨年、プランターで育てた小かぶを収穫し、元旦に「なます」を作りました。
小さな白いかぶはとても綺麗でした。
寒さに強いから安心
小かぶは冬の寒さに比較的強く、11月以降の栽培でも間に合いますが、霜の被害を防ぐための準備(不織布や寒冷紗)をしておくとさらに安心です。
小かぶの育て方
種まきと初期管理
- 場所の準備: プランターでも畑でもOK。水はけの良い土を使いましょう。
- 種まき: 種は1~2cm間隔で筋まきし、薄く土をかけて軽く押さえます。
- 水やり: 発芽までは乾燥に注意して、毎日軽く水やりしましょう。
間引きのタイミングと土寄せ(重要!)
小かぶを大きく育てるために、間引きは欠かせません。
| タイミング | 間引き後の間隔 | ポイント |
| 本葉が1枚のころ | 3cm間隔 | 込み合ったところを間引きます。 |
| 本葉が2〜3枚のころ | 5cm間隔 | 葉の色つやが良く、形が整っていているものを残します。 |
| 本葉が5~6枚のころ | 10cm間隔 | 最終的な間隔に調整します。 |
間引き菜は非常に柔らかく、味噌汁の具やサラダにして食べてくださいね。
📍 間引き後の「土寄せ」を忘れずに!
間引きをした後は、残った株の根元がぐらつきやすいので「土寄せ」を行い、根をしっかり張らせるようにしましょう。
収穫
- 収穫の目安: 種まきから約40〜60日後、根の直径が4〜6cm程度になったら収穫適期です。
- 葉の活用: 葉も柔らかく美味しいので、捨てずに炒め物、お漬物などに活用しましょう。
小かぶお正月レシピ:なますの作り方
自分で育てた小かぶは格別です。
紅白の彩りが美しい「なます」で、おせち料理に手作りの喜びを添えましょう。
📍自家製「お正月小かぶなます」
材料(2人分)
- 小かぶ:2個
- にんじん:1/4本
- 【合わせ酢】
- 酢:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 塩:少々
- ゆず皮(あれば):少々
作り方
- 下処理: 小かぶは皮をむいて薄切りに、にんじんも細切りにします。
- 塩もみ: 切った小かぶとにんじんに塩をふって10分ほど置き、水気をしっかりと絞ります。
- 和える: 酢、砂糖、塩を混ぜて合わせた調味料に、水気を絞った小かぶとにんじんを加え、よく和えます。
- 仕上げ: 器に盛り付け、ゆず皮を添えて完成です。
【今から間に合う野菜作り11月】小かぶの育て方とお正月レシピのまとめ
私の家庭菜園では、できるだけ固定種・無消毒の種を選び、自然に寄り添った育て方を心がけています。
無農薬で大切に育てた小かぶが、食卓に並ぶのは家庭菜園の最高のご褒美です。
「買う」だけでは得られない、育てる喜びを、ぜひ皆さんも味わってくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。




