【徒長苗 復活】秋冬野菜の植え付け|土づくりから苗管理まで

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秋冬野菜植え付けアイキャッチ
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秋冬野菜の栽培準備としてまず、8月中旬より太陽熱消毒を行いました。

太陽熱消毒は、猛暑だったため順調に進みましたが、苗づくりでは思わぬ苦戦が…。

徒長してしまった苗との格闘とリメイクの記録から、植え付けまでをまとめてみました。

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秋冬野菜の植え付け

太陽熱消毒と微生物の力を活かした土づくり

秋冬野菜は、根張りがとても重要です。
夏の間に疲れた土をリセットする意味でも土づくりは丁寧に行いたいものです。

8月中旬、畑に堆肥と廃菌床を投入し、太陽熱消毒用のシートを張りました。

廃菌床はキノコ栽培後の菌床で、微生物の活動を促す資材として注目されています。
堆肥と合わせて土に混ぜ込むことで、土壌の分解力と栄養バランスを整える狙いです。

廃菌床は、キノコ栽培後の菌床を再利用した資材で、微生物の働きを活性化させる効果が期待されています。
実際に、農林水産省が公開している事例資料では、廃菌床を活用した堆肥によって土壌改良や収量向上が見られたという報告もあります(農林水産省「全国堆肥資源活用事例マップ」より)
👉 参考資料(PDF)はこちら

本来なら30日ほどでシートを外す予定でしたが、9月に雨が多く、太陽熱消毒の期間は36日間に延びました。

晴れ間を待ちながら、じっくりと土の中の病原菌や雑草の種を抑える時間となりました。

シートを外した後は、納豆菌水を散布しました。
納豆菌は発酵力が強く、土壌の微生物環境を整える効果が期待できます。

その後、表面を軽く耕して空気を入れ、ふかふかの土に仕上げました。

徒長苗 復活

太陽熱消毒の間に、白菜・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワーの苗を育て始めました。

ところが、播種した8月下旬は、発芽適温を遥かに超えていたため、たっぷりと日光にあてることをためらってしまい、日照不足となり苗が徒長してしまいました。

ひょろっと伸びた苗は風に弱く、植え付けが難しくなります。

いろいろな記事を参考に徒長苗のリメイクに挑戦することにしました。

茎の一部を土に埋めることで、途中から新しい根が出て苗全体が安定するとの情報を得ることができました。

ポイントは「深植え」でした。

そこで、セルトレイの穴のサイズを大きく変更し、茎の途中までしっかり土に埋めました。

移植時には根を傷つけないようにそっと扱い、植え替え後はしっかりと日光を当てるようにしました。
水やりは朝に行い、夕方には表面が乾くように調整しました。

徒長苗は病害虫にも弱いため、日々の観察とリカバリーが欠かせませんでした。

「もうダメかも…」と思った苗も、数日後には茎が太くなり、葉の色も濃くなってきました。

苗の生命力に驚かされると同時に、手をかけることで応えてくれる姿に、育てる喜びを感じました。

植え付けの工夫とまとめ

植え付け当日は、苗にたっぷり水を吸わせてから、日陰でしばらく休ませました。
これは、植え付け時のストレスを減らすためのひと工夫です。

植え付け後は、不織布をかけました。


気温の変化や虫の侵入を防ぐためにも、不織布は秋冬野菜の強い味方です。
特に徒長苗は弱っているため、外的ストレスを減らすことが重要です。

太陽熱消毒の期間が予定より長引いたことで、苗の成長が進みすぎたかと心配しましたが、なんとか間に合いました。

今後は虫の被害に気をつけながら、こまめに観察していきたいと思います。

今年の土づくりから苗管理までの期間は、苗の徒長や天候不順に悩まされ、太陽熱消毒の工程も予定より長引いてしまうなど、戸惑う場面が多くありました。

秋冬野菜は、春夏とは違った静かな成長を見せてくれるので、これからは、じっくり畑と向き合いながら、季節の恵みを楽しんでいきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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